ぬくもりをもう一度
「まさか。

 そんなこと、

 ないはずだよ」


野々原がそんなこと言うなんて、

俺は思わず苦笑をもらす。


メガネをかけた

冴えない男に興味を持つなんて、

そんな変わった女が

そんなにいるワケがないじゃないか。


「私の言うこと、

 信じてないでしょ。

 本当なのよ。

 阿久津くんは社内でも

 1,2を争うくらいに、ね。

 私の周りの女の子は、

 ほとんど阿久津くんを狙ってる。

 ……私も、だけれど」







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