ぬくもりをもう一度
ちょこんと添えられた

爪楊枝で1つ取ると、

それを口の中へぽんと

放り投げる。


後輩の言っていた通り

焼きたてのようで、

瞬時に熱さがじわりと広がり

口を閉じることが出来ない。


はふはふ、

とさせながら食べるたこ焼きは

いいもんだ。


素人が作ったものだから、

粉っぽいのは仕方がないけれども。


「阿久津さんが最初っすよ、

 来てくれたの。

 1人で来たんすか?」


まだ近くにいたのか、

たこ焼きを届けてくれた後輩が

問いかける。






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