ぬくもりをもう一度
受付で頼んでいた

ドリンクが運ばれてくる。


休日だし何より

香澄と一緒に過ごせるので、

俺はすすんでアルコールを

オーダーしていた。


香澄もそんな俺に倣うように、

カクテルをオーダーした。


本当ならこういうところではなくて、

ちゃんとした店に

行けばいいのだろうけれど、

香澄と一緒の時間は

どうしてもあの頃のように過ごしたい、

という俺の勝手すぎるワガママだ。


2人きりで居酒屋なんて、

あの頃は入ったことなんて

なかったから。




< 79 / 297 >

この作品をシェア

pagetop