ぬくもりをもう一度
ドリンクを持ってきた店員に

適当につまみを頼むと、

ゆったりとした曲を

リクエストしてボリュームを落とす。


賑やか過ぎるかもしれないけれど、

今は音をBGMにして

香澄とゆっくり話しがしたい。


学生の頃流行っていた曲が

流れ始める。


俺はビールを一口含んでから

呼びかけた。


「香澄とよくこうして

 講義サボってたっけな」







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