後悔バス【短編】
ただ、唇が重なるだけのキスなのに、俺は身体中に電流が走ったみたいに痺れていた


ちょうど、佑香さんと初めてキスした時みたいに


永遠に長く感じたキスだけど、実際はほんの数秒だと思う


バスの運転手に急かされ、佑香さんは降りていった


俺の初恋が漸く、完結した


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