先輩とあたし。

学校が終わって夜の8時…。

あたしは走っていた。

長距離継走大会にむけて。

だって体力つくし、タイムもあがるだろうし、夜に外に出れるし、ダイエットにもなる。

一石二鳥じゃなくて、一石四鳥ぐらい。

あたしは走りながら、適当に道を走っていた。

あ、奥田町に入った。

奥田町のド田舎の風景を見ながら、っていってもほとんどぼやけてしか見えないけど。

あたしは奥田町でも適当におもしろそうな道を走っていた。

そしてあたしは、思わず立ち止まった。

『ここ、どこ…?』

そういえばあたし…奥田町ってあんまりきたことなかった。

それに…、あたしは極度の方向音痴だってこと。

やば……。

来た道を戻ろうとするけど、どこからきたのかわからない。

やばいぞ……。

本格的に迷子になってしまった。

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