今すぐ好きって伝えたい!
あぁ…この坂を登りきってしまったら、もう学校に着いちゃう。

うーん、決めたことだけど、ドキドキしてきちゃったかも。

…!

坂の上の方に、拓也君の姿が見える。

いつもなら眺めて終わりだけど、今日は違う!

私は走って学校へ向かう。


「拓也ぁ~♡おっはよ!」

「ああ、おはよう。京香。」

でも、私の先にとある女の子が私の場所を奪ってしまった。

知っていた現実に少しだけ胸を痛める。


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