赤い月 肆



「おら、まじで帰ンぞ。

聞かなきゃなンねーコトも、言わなきゃなンねーコトもあンだろ。」


薫の低い声に、景時の足が止まる。

シアワセとキツい現実は、いつだって隣り合わせ。



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