わたしの前から突然、消えたモノ…
じゃあ…

あなたは、わたしの気持ちを変えるため

そのためにわたしに出会ってくれたの?

死んでもう彼女を救うことはできないことを知ってたのに…

どうして、わたしを…

こんなわたしを見捨てず、
身をもって伝えようとしてくれたの?

わたしは、ぼーっとしたまま玄関を出た。


すると…

そこにはいつもの光景があった。
通り過ぎる人の首のうえに、顔があった。

あなたが消えたから顔が戻ってきたの?

いや、あの人の顔がちゃんと戻ったから
わたしの目にも顔が戻ってきたの?

あなたは、必死に探してた。
大切なもの、だからと言っていた。


それは…

わたしにとっても大切なものだったから?
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