セックスフレンド
誰かに、美味しいと言われて作る料理は作りがいがある。


お昼ご飯を食べた後、あたしたちは、ショッピングモールへ出かけた。


あたしと瑞希くんは、洋服を見て回る。

「あっ。ワンピース安くなってる!」

「マナ、ずっと狙ってたもんな」

「しかも、レジで更に20パーセント割り引きだって! 買ってくるね」

「オレが買ってやるよ」

瑞希くんが、ジーンズのポケットから財布を取り出した。

「そんないいよ」

「いつも、美味しい物を作ってくれる、お礼」

瑞希くんは、ワンピースを手に取ってレジでお会計を済ませてしまった。
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