セックスフレンド
今頃、気付いたよ。

自分の気持ちに──

どうして、今なんだろうか?

あたしは瑞希くんの事を好きになっていた。

もう会えなくなるかもしれない。

その時、初めて気付いた。

一緒にいるうちに。
何度も肌を重ねているうちに。

瑞希くんに恋してたんだ。

だけど、もう遅い──。
行き場のない想いはどうすればいいの?


その日、何度か瑞希くんに電話したけど、つながることはなかった。



翌日から──
仕事が手につかなくなってしまった。

考えるのは瑞希くんの事ばかりだ。

ライン作業はスピードが命。
< 153 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop