セックスフレンド
「マナ、同じラインのリーダーとつき合ってるんだって?」

突然、話を振られてしまった。

「ミカちゃんから聞いたの?」

「マナの情報はミカから筒抜けよ。
今日来てるんでしょ? 後で紹介してね」

「うん」

あたしには、"大野貴広"という、紹介できる彼氏がいる。

胸を張って紹介できる素敵な人だ。

瑞希くんと再会して、心臓が高鳴ったのは、いきなりだったから動揺しただけ。

きっとそうに違いない。




挙式の時間が近ずいてきて、あたし達はホテルから近くの教会に移動する。


控え室を出てすぐ、

「マナ」

貴広に声をかけられた。

「おはよう。スーツ似合ってるよ」

「マナもドレス似合ってる」








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