セックスフレンド
「うん」

横になると、また瑞希くんがあたしを抱きしめてくれた。

「こうすれば、怖い夢見ないから」

「そうだね」

瑞希くん。
どうして、こんなに優しくしてくれるの?

また胸が苦しくなって。
涙が溢れてきた。


 
──翌日。



「タバコ買いに、コンビニ行ってくる」

お昼前。
家でテレビを観て過ごしていた瑞希くんが、立ち上がった。

「あたしも行く」

「じゃあ、コンビニ寄った後、どっか行こうか?」

「うん」


瑞希くんの車に乗り、近くのコンビニへ。
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