人貸し屋

飛鳥 弐

☆アスカside



どうしよう・・・

開けていいのかな?



でも・・・

寄り道したら、お母さんに

怒られるかもしれない



でも・・・・・・

もう、見つけられないかもしれない



そう思うと私は

そっとドアをノックした



でも、いつまで待っても

誰も出てこない



「・・・やっぱり、私じゃダメなんだ」



そう思って下を向くと

ドアが急に開いた



「あっ・・・・・・」



「こんにちわ。

 どうぞ、お入りください」



綺麗なお姉さんが

中へ入れようとしてくれる



「あの・・・・・・」



「・・・?

 入らないのですか?」



「・・・はいっても、いいんですか」


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