執事の戯言

あぁ、愛しい。


世界中のどの美女を並べられても、俺の目にはただの人間でしかない。


俺が女性として接するのは、瑠愛お嬢様ただ一人。


それは、これから先、何があっても変わらない。


「何ニヤニヤしてるのよ…」


どうやら、無意識に二やついてたらしい。


「いえ、なんでもありません」


「…気持ち悪いわね」


好きな子が自分の部屋に“わざわざ”足を運び、眠れないと可愛く言われたこのシチュエーション。


にやけるなと言う方が無理な話だ。




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