新撰組は恋の香り―後編―

絶対、バレた…
絶対、原田さん辺りは感じ取ってそう…

うぅ。






「空ちゃん?お酒が空になりんしたから頼んで貰っていい?」

いつの間にか遊郭がにぎわう時間になっていて
私は空として君菊ねえさんについてお客さんの相手をしていた。

「はい。今、取ってきんすね?」

お酌をしていた方に
「 僅か失礼しますな。」と、言って席を立った。
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