恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
突然まともな答えが返ってきて面食らってしまったけど、なるほど、と思った。



「そっかぁ…そういうお菓子でもいいんだ」



そういえばレモンの蜂蜜漬けは聞いたことあるし、手軽なお菓子ならそれなりの量を作れるもんね。


ふむふむと頷いていると、優ちゃんはかろうじて聞き取れるくらいの声でぽつりと呟く。



「まぁ…どんなものでも、心花が作ったものくれたら頑張れんだけどな…」


「──えっ…?」



それって、私の料理が活力になるってこと…?

なんかすっごい嬉しいし、すっごい照れるんだけど……。


顔が火照っていくのを感じていると、優ちゃんもほんのり頬を赤く染めてプイッとそっぽを向く。


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