恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
「…とにかく、食えりゃ何でもいいから!
じゃーまたな!」


「えっ、ちょっ、優ちゃ…!!」



一方的に言いたいことだけ言って、優ちゃんはピシャリと窓を閉めてしまった。

静かになって夜のまだ少し肌寒い風が頬を撫で、私の顔の熱を冷ましていく。



優ちゃん……いきなりらしくないこと言うからちょっとドキッとしちゃったじゃない。


……ていうか。

この流れじゃ優ちゃんにも差し入れ作ってあげなきゃいけないし!!



「もう…私何やってるんだろ…」



結局事をややこしくしただけの自分に呆れてため息をついた。


仕方ない…もうどうにでもなれ!

小沢先輩にも優ちゃんにも差し入れてさしあげるわ!!







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