恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
「おい雅晴。そいつはな、俺の“チョコの五重奏”を奪ったとんでもない女だ」
「「えッ!!??」」
お、覚えてらっしゃいましたか…!!
ていうか、武藤くんが誤解するようなこと言わないでー!!
「お前の彼女か?」
「違うよ、高校の先輩の梅津心花さん。塾が一緒だから家まで送ってあげる途中だったんだ」
“彼女”という響きにドキッとしたものの、あっさり武藤くんに否定されるとちょっぴり切ない。
彼女じゃないんだから当たり前なのにね。
「……梅津……?」
すると、突然何かが頭の隅に引っ掛かったのか、お兄さんは私の顔をまじまじと見てくる。
「「えッ!!??」」
お、覚えてらっしゃいましたか…!!
ていうか、武藤くんが誤解するようなこと言わないでー!!
「お前の彼女か?」
「違うよ、高校の先輩の梅津心花さん。塾が一緒だから家まで送ってあげる途中だったんだ」
“彼女”という響きにドキッとしたものの、あっさり武藤くんに否定されるとちょっぴり切ない。
彼女じゃないんだから当たり前なのにね。
「……梅津……?」
すると、突然何かが頭の隅に引っ掛かったのか、お兄さんは私の顔をまじまじと見てくる。