恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
武藤くんもドーナツを見てふわりと微笑む。
「心花先輩は料理部の副部長なんだよ。部員の皆からも信頼されてるし、料理も上手なんだ。
ね、先輩?」
「武藤くん…」
やっぱり優しいなぁ…。
私達の間に一瞬漂うほんわかムードは、お兄さんによって容赦なく打ち消される。
「…ま、とりあえず合格だな。
これはチョコの五重奏のお詫びとしてありがたくもらっとくわ」
そう言うと、お兄さんは不敵な笑みを残して店の奥に消えていってしまった。
合格って……
武藤くんの彼女になるためにはお兄さんに気に入られないといけないのか…。
ていうかドーナツ!!
決してお詫びのつもりじゃないんですけど!
「心花先輩は料理部の副部長なんだよ。部員の皆からも信頼されてるし、料理も上手なんだ。
ね、先輩?」
「武藤くん…」
やっぱり優しいなぁ…。
私達の間に一瞬漂うほんわかムードは、お兄さんによって容赦なく打ち消される。
「…ま、とりあえず合格だな。
これはチョコの五重奏のお詫びとしてありがたくもらっとくわ」
そう言うと、お兄さんは不敵な笑みを残して店の奥に消えていってしまった。
合格って……
武藤くんの彼女になるためにはお兄さんに気に入られないといけないのか…。
ていうかドーナツ!!
決してお詫びのつもりじゃないんですけど!