恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
「どうりで最近あいつが元気ないと思ったら、そういうことか…」



やっぱり知ってたんだ…!

武藤くんの落ち込んだ顔が蘇って、また罪悪感が沸いて来る。



「雅晴よりもこっちを優先するってことは、サッカー部に気になる人でもいるんですか?」


「違っ…!!」


「だってそれ、差し入れでしょ?」



リクくんは私の手に握られた紙袋を指差す。


これは確かにそうだけど…!

言葉が喉に詰まって出てこない。



「まぁ、先輩が誰のことを好きでも俺に口出しする権限はないけど…
あんまり何人もの男に気を持たせるようなことしない方がいいんじゃないですか?」


「──っ…!」



イライラした空気を纏ったリクくんはくるりと踵を返して離れていく。

私は──…



*確かにリクくんの言う通りだ…
 その場に立ち尽くす
 →次のページへGo!


*言い返さなきゃ気が済まない!
 リクを呼び止める
 →69ページへJump!



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