虹の見える向こう側


ふと前を見ると同じサークルの真山くんがいた。


何人か男の子でまとまって食器を片づけるところらしい。


「すみません、先行っててください。」


真山くんはそう言って私の前に座った。


空白の席が埋まったことに少しだけ胸が痛む。


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