溺愛カンケイ!

「キャ~、河野課長よ」

「やっと課長が来てくれた」


女子社員の声が。
その声を無視するように課長は部長の元へ。

「部長、遅くなりました」

「あぁ、上手くいったか?」

「勿論ですよ」

「そうか、お疲れさん」


そういえば河野課長はクライアントの所に寄ってから来るって言ってたっけ…。


「ねぇ課長、こっちに来て一緒に座りましょうよ」


課長が腕を掴まれてるけど

「手、離して」

課長は一言だけ発して掴まれてた腕を払い、腕を掴んでた女の人は悔しそうに元いた席に戻っていく。


ボーッと眺めていたら課長が私の隣に座った。


「ごめんな、小林。遅れて」

私の耳元に顔を近付けて囁く。

「あ…いえ、お、お疲れさまです」

何で耳元で喋るの。心臓に悪いよ、課長。
< 112 / 332 >

この作品をシェア

pagetop