溺愛カンケイ!
紫音にぃの言葉が頭の中をグルグル回る。
拓也さんがずっと側に?
あの時、私は逃げ出して拓也さんの手を振り払ったり触らないでとか言ったのに。
あの女の人の事はどうしたんだろう?
思い出したくもない二人のキスの場面が蘇る。
拓也さんの気持ちが分からない。
これから私はどう接していけばいいんだろう。
ずっと私の側に居てくれた事に対して嬉しいけど素直に喜べない私がいた。
この後、紫音にぃは私の担当医を呼んできていろいろ検査された。
頭を打ってたみたいだけど異常はないらしく紫音にぃもホッとしていた。
私は運が良かったみたい。
まさか、これで運を使い果たしたりしないでしょうね…。