溺愛カンケイ!
「挨拶が遅れました。花音さんと会社の同じ部署で働いてる原田と言います。こっちが妻の鈴です」
原田部長が静寂を破り紫音にぃに向け挨拶をする。
「いつも花音がお世話になってます。花音の兄の紫音といいます。失礼ですが上司の方ですか?」
「はい。営業部の部長をやっています。あの…お兄さん、花音ちゃんの怪我の具合はどうなんですか?」
心配そうに私をチラリと見る。
「あぁ、それは左腕にひび、左足の捻挫に額を3針縫うだけですみました。あとは擦り傷や打撲もありますが。頭も打ったみたいですが異常はなかったので大丈夫だと思います」
「そうですか…」
原田部長はほっとしたように息を吐く。
あぁ、私はいろんな人に心配をかけてしまってるんだと痛感した。