溺愛カンケイ!

ようやく会議が終わり会社に戻った時に部長に呼ばれた。

「拓也、ちょっと花音ちゃんの事で話があるから会議室に行こう」

厳しい表情の部長。
何だ、よくない事でもあったのだろうか。

変な胸騒ぎを感じながら会議室に入った。


「もう少ししたら鈴ちゃんも来るから」

花山さんも?どうしてだ?

「部長、花音の様子はどうでしたか?」

「あぁ、元気にしていたよ。それと頭を打ってたみたいだが異常はみられないとの事だったしな」

「そうですか…」

よかった。ホッと胸を撫でおろす。
でも、依然として原田部長の深刻そうな顔。

いったい何なんだ。

――…コンコン、

会議室をノックする音がして花山さんが入ってきた。

「お待たせ。雅治、もう話したの?」

「いや、まだこれからだよ」

「じゃあ私から話すよ」

いつにも増して険しい表情の花山さんと部長に不安を覚えた。



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