溺愛カンケイ!
ほんの少しの勇気を出して

あれから拓也さんは仕事が早く終わった日は帰りに買い物をしてから私の家に来てご飯を作ってくれた。

仕事で遅くなる日はコンビニでお弁当を買って食べていたけど。

お風呂は…不本意ながら宣言通りされるがまま。
私の身の回りの事で自分で出来ない事は全て拓也さんがやってくれた。

抵抗したって無駄だと言うのを身をもって経験したし。


でも毎日拓也さんと一緒に過ごせるなんてホントに幸せ。




で、やっと今日ギブスが取れた。


土曜日で仕事が休みだった拓也さんが付いてきてくれた。


「はぁーやったー!」

ギブスが取れた開放感と嬉しさで病院から出ると口からポロリと。

< 242 / 332 >

この作品をシェア

pagetop