溺愛カンケイ!

家に着くまでお互いに口を開かなかった。

「花音、鍵を貸して」

鞄の中を探り拓也さんに鍵を渡した。

――…ガチャ、
玄関のドアを開け

「ホラ、花音入って」


拓也さんに背中を押され部屋に足を踏み入れリビングで立ち止まると後ろから拓也さんに抱き締められた。


「ごめんな、花音…。また俺のせいでお前の事を傷付けてしまった」

拓也さんは辛そうな声を出し、抱き締めてる腕にギュッと力を込める。


『違うよ、そんなことないよ』と言いたいのに何も言う事が出来ずにただ首を横に振るだけ。


「俺が花音の側にいたら花音の事を傷付けてしまうのかな…」

拓也さんはポツリ呟いた。

それってどう言う意味なの?

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