溺愛カンケイ!
「マジで奥の座敷で一緒に飲もうぜ。ヤローばっかでつまんなかったんだよ、なぁ大野」
奥の部屋を指差しながら大野の肩を組む。
「あぁ、久々に会ったんだしいいだろ?っていうか、便所に行く途中なんだよ」
邪魔、と言って組まれた肩を払う。
「勝手にどこへでも行けよ」
綾はポツリ呟き
「坂口、私と花音はあんたらと飲む気ないから早く座敷に戻ってよ」
綾は何度も坂口を部屋に戻そうとしてくれる。
「岡田~、そんな冷たいこと言うなよ。ちょっと一緒に飲むぐらいいいだろ?なぁ、小林」
ビクッ…
身体が震える。
ダメだな、本人を目の前にしたら名前を呼ばれただけでこんなになるなんて。
ホントにあっちへ行ってよ。
お願いだから…。
「坂口、これ以上花音に関わらないで。座敷に戻って」
綾は坂口を睨みつけながらキツく言けどそれでも坂口は言う事を聞いてくれない。