溺愛カンケイ!
「お前ら二人相変わらずツルんでんだな。しかもすっげーいい女になってるし。なぁ、俺らと飲もうぜ、大野とかいるしって覚えてるだろ?オイッ、大野~」
坂口はペラペラとお構いなしに喋り仲間まで呼ぼうとする。
何て勝手な男なの。
「もう呼ばなくていいから。それにあんたらと飲まないからあっちに戻ってよ、頼むから」
綾は必死になり坂口を離そうとしてくれる。
私と坂口との事を知ってるから…。
「何か用かよ~坂口。あっオマエ、またナンパかよ。懲りないな」
怠そうにしながら大野までやってきた。
「ちげーよ。この子ら、高校の同級だった岡田と小林だぜ。覚えてんだろ」
「はっ、マジで?懐かしいな~」
こっちは懐かしくもなんともないよ。
そんな私の気持ちを知らない坂口と大野は好き勝手に盛り上がってる。
早くあっちに行ってと心の中で必死に叫んでいた。