君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
「ここまで来たらもー大丈夫だろ。ごめんな、何もされてないか?」
空斗があたしの顔を覗き込む。
「うん。大丈夫だよ。ごめん…せっかくのお出かけなのに…」
「何言ってんだ。今から仕切り直せばいい。それに、お前の側に居なかった俺が悪いんだ。」
空斗は片手にぐちゃぐちゃになったクレープを持っていた。
あたしが見たのに気付き、さっとクレープを隠す。
「それ…」
「お前にあげようと思って…なのに、クレープはぐちゃぐちゃになっちまうし、琴音は俺のせいでナンパされるしで…。俺カッコ悪いな」
…すっごくうれしい。
「空斗はカッコ悪くない。ありがとう。あたしのために」
するとふわっと空斗があたしを包みこんだ。
「好きでも無いあたしのことを人の女って言ったのもあたしを守ってくれるためでしょ?こんな優しい人、他にいないよ。」
「ほんと、うれしい事言ってくれるやつだな、琴音は」
あたし達は少しの間抱きあっていた。
空斗があたしの顔を覗き込む。
「うん。大丈夫だよ。ごめん…せっかくのお出かけなのに…」
「何言ってんだ。今から仕切り直せばいい。それに、お前の側に居なかった俺が悪いんだ。」
空斗は片手にぐちゃぐちゃになったクレープを持っていた。
あたしが見たのに気付き、さっとクレープを隠す。
「それ…」
「お前にあげようと思って…なのに、クレープはぐちゃぐちゃになっちまうし、琴音は俺のせいでナンパされるしで…。俺カッコ悪いな」
…すっごくうれしい。
「空斗はカッコ悪くない。ありがとう。あたしのために」
するとふわっと空斗があたしを包みこんだ。
「好きでも無いあたしのことを人の女って言ったのもあたしを守ってくれるためでしょ?こんな優しい人、他にいないよ。」
「ほんと、うれしい事言ってくれるやつだな、琴音は」
あたし達は少しの間抱きあっていた。