シークレット ハニー~101号室の恋事情~
「その後、一度コンビニで会った事があったんだ。
俺は気づいたけど、葉月はきっと気づかないだろうなと思いながら普通にすれ違おうとしたら、気付いて挨拶してくれて。
それを嬉しく思ってる自分に気づいた。
もっとも、その前から俺の中で葉月は特別な存在だったけど」
コンビニで会った時、なんで私が気づかないと思ったんだろうと不思議になる。
そんな整った顔一度見たらそうそう忘れるハズがないのに。
私にはもっと自信を持った方がいいとか言うけれど、五十嵐さんだってもっと自分の美形さを分かった方がいいと思う。
「葉月がどんな子なのか、付き合ってる男がいるのか。
知りたかったけど、いきなり同じマンションの男にそんな事聞かれたら気持ち悪がられるだろうしって考えてた時だった。
葉月が部屋の前で野田と言い争いを始めたのは」
「ああ、あの時……」