青色キャンバス
―雛side


「う…ん……」

「先輩?」


あれ……
秋君の声が聞こえる…



ゆっくりと目を開けると、心配そうに私を見る秋君がいた。


「秋…君……?」

「顔色、さっきより良くなったね」



私…どうしたんだっけ…
確か廊下で倒れて…


―ガバッ

「今何時っ…て…うぅっ…」

「先輩、いきなり起き上がるから。じっとしててよ」


めまいがする…
秋君はとっさに私を抱き留めた。


「もう…外真っ暗……」

「もう7時だからね。家まで送るよ」

「7時?」


う、嘘……
保健室の時計を見ると本当に7時をまわりきっている。


「秋君もしかしてずっと…」


待っててくれたの……?
一体いつから……











< 47 / 214 >

この作品をシェア

pagetop