もうひとつの恋
「あのね?美咲さん

何を勘違いしてるのかわからないけど、私はあなたたちの結婚を反対したつもりはないんだけど?

だけど美咲さんが純のことあんなに思ってくれてることがわかって嬉しかったわ

ありがとう」


美咲さんは驚いたような顔をして、母の顔をまじまじと見ながら言った。


「あの、じゃあ私がもうすぐ40歳になるような年齢でも構わないとおっしゃるんですか?」


「年齢なんて関係ないでしょ?

当人達が愛し合ってればそれが一番だもの」


母が年齢は関係ないと言ったことにホッとした様子だったのに、それでもなお食い下がって母に詰め寄る。


「あの!私……

控え目でも清楚でもないんですけど大丈夫でしょうか?」


俺はそれを聞いて溜め息をついた。


まだ気にしてたのか……


「だからそれはもういいって

気にしすぎだろ?

いい加減忘れてくんないかな?」


「なんなの?それ」


母が意味がわからないと言うように、怪訝そうな顔で俺を見た。


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