Love Again【番外編集】

やめて…やめてよ…



どうしてこんな…




酷い…私にそんな話するなんて





しゃがみ込んで目を閉じて耳を塞いでた私の足に何かの感触がして、目を開ける。




そこに見えたのは、私の鞄とみちるさんの足。




顔をあげるとみちるさんは携帯を私に差し出した。





それを震えながら受け取る。




「た…くみ…さ…」




耳にあてて、問い掛けても何も聞こえない。




『とっくに切れちゃったわよ。…きっとすぐに…』





ドンドン…





入り口のドアが激しく叩かれる。




『あら、もう来たみたい。』




みちるさんが、ドアを開けに行く。




私はそれをただ見つめる事しか出来ない。