Love Again【番外編集】
カチッと鍵を開けるみちるさん。途端に激しく開かれるドア。



『随分早いわね?近くにいた…きゃッ!』



みちるさんを押しのけ、私の元へ駆け寄ってくれる拓海さん。



拓海さんは何も言わずに私を抱き上げてみちるさんと向き合った。



「拓海…さん…」



その温かい胸元に顔を埋めてしがみついた。



『帰るから…そこ退け。』


『嫌よ。せっかく会えたのに。…会いたかったわ拓海…』


『どうかしてる…結婚してるんだろ?いい加減にしてくれ!』



『私はね、昔の様に抱き合いたいだけよ?一度でいいの。何度も要求はしないわ。ただ、愛し合いたいだけよ。』




みちるさんが近付いてくるのがわかった。



やだ…来ないで…拓海さんに触れたりしないで…!




ギュウっと強く拓海さんにしかみつく。
拓海さんの抱く腕に力が入るのがわかった。
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