ロストバージン·レクイエム
ゆっくりとベッドの上に下ろされる。
シーツのひんやりした感触が素足に心地いい。
私を寝かせると川島君も左隣に横たわった。
「こっち向いて」
左を向いて腰に手を回すと、そのまま引き寄せられた。
向き合うかたちでしばらく抱き合っているとふいにキスをされた。
やっぱり柔らかい、気持ちいい。
「……好きです」
声が聞こえて目を開けると、心臓が高鳴った。
ベッドサイドのライトに照らされている彼の顔はさっきまでのものとは違う。
様子がおかしい。少し怖い。
でもそれよりも、真剣さと切実さが混ざったような、熱を帯びた目が、何だかすごく、……色っぽい。
自分の頭にも血がのぼっていくのが分かった。
求めるように自分から舌を入れる。もっと、もっと。
激しい息づかい。体勢を変え、私を下にしてさらに愛撫が続く。
首筋に、鎖骨に、
「んっ」
耳。