朱雀の婚姻~俺様帝と溺愛寵妃~
 まさに暁は絶倫だった。そして疲れ知らずだ。


お願いだからもう寝ようと言って、ようやく柚は眠ることができた。


暁に腕枕をされ、大好きな人と一緒に眠ることはとても幸せで満ち足りた時でもあった。


最初暁は、眠る柚の頭を優しく撫でていただけだった。


しかし、その手は再び柚の柔らかな肌を求め、執拗に全身を撫ではじめた。


眠っていた柚の目が覚め、その手を何度も解いても止めようとはしてくれない。


背を向き少し距離を置いて寝ようとしても、すぐに近付いて触ってくる。


眠気と疲れがピークに達した柚はついに怒った。


「いいかげんに寝させてくれ!」


 そうして暁は新婚だというのに、柚の部屋から追い出されたのである。
< 325 / 342 >

この作品をシェア

pagetop