曇りのち友情、時々恋



「いい感じじゃん?? 先生!!どうですかっ?? ・・・・って、あれっ?」

「うぅぅ・・・っ!!! な、泣いてねぇぞ・・・!!!」

じゃあその目からあふれ出てる液体は何ですか?

「先生~っ!! 泣くのはまだ早いですよぉ~っ。途中までしかまだやってないのに!!」
「そうですよーっ。 優勝してから泣いてください!!」
「優勝した時にもうすでに涙なくなっちゃってたらどうするつもりですか!!」

ハハハハハハハハッ!!!

「るっせー!! 泣いてねぇっつってんだろぉ~?! ・・・ぉぉお。」

「泣いてるじゃないですか~!!」


よし。

ま、初めてにしてはいい出来って言う事には間違いなさそうね。


「はいはいみなさぁ~ん!! ここまでの完成度があったのはあたしの大親友達のおかげさんよ!! 拍手!!!」

蛍が自慢げに叫んだ。


パチパチパチパチ!!!

よっ、いいぞー!!
さいこーっ!!



いやいや、そんなに褒めていただいたって~

えへへ~っ♪

こんなに褒めてもらったら腕の痛みなんて屁でもないわぁっ!!!


なるみやったね!!

・・・ん?

そんなに嬉しくなさそう・・・?

恥ずかしいのなぁー??

かわいいっ!!
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