エンドレス・ツール
「別にあたし、誠ちゃんと結婚したいなんて思ってないし」
「それがいい。芸能界なんて、表ではにこにこしてる腹黒い奴ばっかりさ。こいつら、裏では追っかけのファンなんかそこらへんのゴミ屑ぐらいだと思ってんじゃねえの? いい人だと思える奴に限ってそんなもんだ。大山も例外じゃないと思うね」
「兄貴、これ以上言うと事務所に訴えられるよ。いいんじゃない? 一時の夢だけでも与えてくれんだから」
「意外に割り切ってんだな」
「そこらへんにいる追っかけと一緒にしないで。シングルもアルバムもライブDVDも全部持ってるけど、一応そこらへんは割り切ってるよ。夢と現実はちゃんと区別ついてます」
「シングルもアルバムもDVDも……りり、俺今初めてりりがバカだと思った」
「他のグループより少ないからできる芸当だよ。兄貴、バカって言っときながらその汚い手で腰を掴まないで」
あたしは腰にある兄貴の手をグーで叩いた。兄貴があたしの隣で呻く。
「それがいい。芸能界なんて、表ではにこにこしてる腹黒い奴ばっかりさ。こいつら、裏では追っかけのファンなんかそこらへんのゴミ屑ぐらいだと思ってんじゃねえの? いい人だと思える奴に限ってそんなもんだ。大山も例外じゃないと思うね」
「兄貴、これ以上言うと事務所に訴えられるよ。いいんじゃない? 一時の夢だけでも与えてくれんだから」
「意外に割り切ってんだな」
「そこらへんにいる追っかけと一緒にしないで。シングルもアルバムもライブDVDも全部持ってるけど、一応そこらへんは割り切ってるよ。夢と現実はちゃんと区別ついてます」
「シングルもアルバムもDVDも……りり、俺今初めてりりがバカだと思った」
「他のグループより少ないからできる芸当だよ。兄貴、バカって言っときながらその汚い手で腰を掴まないで」
あたしは腰にある兄貴の手をグーで叩いた。兄貴があたしの隣で呻く。