エンドレス・ツール
「お前、りーのこと好きなの?」

「好きだよ。しょーちゃんと同じくらい」

「……変な誤解与えるからその言い方やめてくんない?」

「あの、翔さん……なんでここに? いつもは二福キャンパスにいるのに」

「ああ、聞きたい講義がここでしかやってないから、たまに来てんの。りー達が羨ましい」

「さっすが真面目くん。電車賃も惜しんで講義を受けに来るとは、模範生徒だね」

「お前が不真面目すぎんの。次出席しなかったら単位落とす授業あったんじゃなかった?」

「それは明日の授業で~す!」


高橋くんが白い歯を見せて笑う。


うわあ。王子様だあ。かぼちゃパンツ絶対似合う。


「お気楽なお前が羨ましい……」

「しょーちゃんがネガティブなんだって~」

「……二人って、どういう関係ですか?」

「ん?」

「いや、性格とか正反対だなって」

「よく言われる。これでも従兄弟なんだけどね」


翔さんが苦笑した。


< 98 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop