Dream&Hope~君の夢~

二人で話をしながら歩いていると、学校なんてあっという間についてしまう。

「みんな、おはよー!」

「おはよっ!雷亜。」

人気者の裕信は、教室に入るとすぐに男子や女子に囲まれてしまう。

「おはよ。おんちゃん。」

隣を見ると、友達の春日井美梨亜(かすがいみりあ)ちゃん。みーちゃんが居た。

みーちゃんは、他の同級生よりも大人っぽい。

可愛いよりも、綺麗の方が似合う女の子。

何で、こんな子と仲良くなれたんだろ?って思うくらい綺麗な子。

「みーちゃーん、、、。裕信が、、、。」

「裕っちがどうかしたん?音符ちゃん。」

みーちゃんにいつもの様に裕信の人気がありすぎる事について愚痴ろうとしていたら、みーちゃんの影からヒョコっと少しパーマのかかったテンション高めの少年が出てきた。

佐々西翔來(ささにししょうらい)君。

裕信と仲良い友達の一人。

私とも、出席番号順で近いから仲がいい。

「いや、、、。翔君には言えないかな?」

「ハッハーン、、、。もしや、恋の話ですね?分かってますよ。」

こう見えても、翔君は結構鋭い。

だから隠し事がきかない。

「翔。やめなさい。」

「へーい、、、。」

翔君と、みーちゃんは幼馴染らしい。

そして、、、おそらく、みーちゃんは翔君の事が好きだと思う。

決して口には出さないけれどそんな感じがするんだ。



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