Dream&Hope~君の夢~
家に帰り、急いで着替えて待ち合わせ場所に向かうとまだ翔君しか来ていなかった。
「音符ちゃん、早いですね。」
そう言ってニコッと微笑む。
翔君もよく見るとかっこいい。
少し茶色がかったパーマに、目元にホクロ。
いつも明るくて子供みたいな彼も、裕信と同じくらいモテているに違いない。
「そんなに見ないで下さいよっ!恥ずかしい、、、。」
そう言って冗談っぽく言う翔君だけど、何か頬が少し赤いような気が、、、。
そんなに暑いのかな?
「あ、、、ごめんごめんっ!」
「何かついてます?」
「ついてない、ついてないっ!大丈夫だよっ!」
何かついてるんだと勘違いされたらしく、私は慌てて首を振る。
「何してんねん、、、。二人して。」
そんな所に、呆れた顔をした裕信がやって来た。
「あれ?春日井はまだなん?」
手にいっぱい花火を持ったまま尋ねた。
「えー、、、と。ちょっと用事出来たみたいで遅れてくるって。」
「じゃ、先に三人で始めとくかっ!」
「みーちゃんの分も残しておかないとねっ!」
そうして、先に三人で花火を始めた。