魔法都市
《久しぶりね》
ちょっと機械越し混じりの高い女性声
その声をした方を向き太ももに付けてたガンホルダー(正式名称はレッグホルスター)から銃を抜きそれを向ける
「………っ!?」
銃を向けた先にはホログラムで映された白衣を着てメガネを掛けてスラッとした女性だ
年齢は弥生とさほど変わらない
《あら、身に覚えないかしら?私のこと…》
「……さぁ?」
奏はシラを切る
その様子をパソコン越しから見ていた咲哉と蓮斗に緊張が走る
この人は誰だ?と思っているからだ
とりあえず咲哉は奏に応答を願った
『か、奏さん?どうしました?』
「咲哉くん、アナタたちから見えてるホログラムのこの女(ひと)はあたしに用があるみたいだから悪いけど少しだけ通信切らせてもらうわ。あと、記録お願いね」
『えっ、ちょっと奏さん!?』
そう言うと強引に通信を切る
そのことを蓮斗にも伝えるてなにかを察したのかその部屋にあるカメラを奏たちに向けて記録を開始した
そんなことなどお構い無しで女性は話しを進める
《あら、良いの?お仲間さんいるんでしょ?水城奏さん》
ピクっと反応する
何故自分の名前を知っているのか、と