魔法都市
「まぁ…そりゃあ、ジャッジメントと並ぶくらいいろんな事件とか解決してるし」
「…で、ここはそのMEEOの本部」
「本部…?どうゆうことだ?だってお前たちの仕事は…」
クスッと笑う奏
「でも、それは“表”の仕事」
「“表”…?」
「おいっ奏!!それ以上は…」
「……」
なぜか圭斗が奏の言葉を制する
それを見た悠太が不思議そうにする
「まだ、篠原くんには話すのは早いわよ奏」
「わかったわよ…」
圭斗と華澄に言われ渋々それ以上口にしない奏
「イチから説明するつもりだったけど…これから、ゆっくり説明していくわ」
「あ…あぁ」
(いったい何なんだよ…)
「みゃー」
すると突然どこからかなく猫の声がする
「……!?」
その猫はいつの間にか悠太の足元に居て彼の目をまっすぐ見たあとスリスリと頬を摺り寄せる
(く…黒猫!?いつの間に…)
その黒猫を見た奏がいきなり声を上げる
「あ!クロ!!いつの間に戻ってたの!?」
「みゃー…」
“クロ”と呼ばれた猫を抱き上げる奏
「いつも…神出鬼没だよなクロ」
「んー…仕方ないわよ」
「まぁ…うん」
「はぁ…オレもうなんかスゲー疲れた…」