ねぇ、好き。上
バタン…
すぐに帰ってきた凛くん…
「許してくれた」
息切れをしながら言った彼。
「え…?」
「俺さ、頼んだんだ」
「何…を…?」
「桃花だけ、可哀想なことするなって…。俺も桃花と同じ扱いをしろって言ってきたんだ」
「え…」
「…」
「凛くんも、あたしと同じ扱いに…?」
「あぁ。もう、俺見てられないんだ。陰で静かに泣くお前を…母親にお前だけひどいことされるのを…」
「…そんなっ…あたしのせいで…凛くんまで傷つくなんて…そんなのダメだよ!」
「お前が許さなくても、俺はそっちの方がいいんだ」
「…そう…」