君と自分


「山本君?さっきから変な声が聞こえる気が…」



山本君はフッと笑って歩いて行く



ほったらかしはやだからついていくけど



なんか、違う…




「教室こっちだよ?」



山本君は黙って人がいない方へと歩いて行く



「山本君?」



「うっさいなぁ…ちょっとは黙られへんの?」



え?



あれ?山本君だよね…?




「うっとおしんだよ女子って、俺が黙ってりゃ引っ付いて来やがって」



「ご、ごめんなさい…」




え、え~~~~?!




「姫城は俺が気になるわけ?」



いや…



「今は違うかな」



「じゃあ弟キャラの俺が好きなんだ」




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