それでも好き
飛鳥はこっちを見てニヤニヤし始めた。




『な・・・何?』




「お似合いね」




飛鳥にそう言われ、あたしは顔が赤くなる。




「なに、顔赤くなってんだよ」




斜め後ろの雄介も冷やかし始めた。




何なの・・・まぁちょっと嬉しいけど。




あたしもニヤけながら高橋君の横顔を見つめる。




「・・・何?」




高橋君は少し切れ気味に呟く。




『いやっ、別に・・・』




「キモイし、見んな」




は・・・・っ?




そう言い捨て高橋君は森川のほうに顔を向けてしまった。




何?この裏切られた気持ち・・・





こいつうぜぇ!




< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop