暗黒組織~グリフォード~
「――――――ちょっとちょっとちょっと、待って、待っ」


「殺す」


「じゃ、じゃあ―――」


中心にいた奴は新人の処刑人ごと突き出し、見せつけるように言う。



「この子がどうなってもいいの?」



「ひっ・・・・」


奴の顔は余裕が見える顔に変わり、新人は恐怖のあまりに涙目になって助けを求めていた。







―――――――が。




「興味ない」



そう言い放って、もう一度手の中で光を作る。



「えええええぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!!!!???」


「ぎゃあああああ!!!?鬼!!」


「助けてえええぇ!!?」





盛大に声がハモり、劈く声が教会に響く。うるさ過ぎてつい、光を消して耳を塞ぐ。



・・・・・、気のせいだろうか。




――――――新人を殺そうとしていた奴の顔が『ニヤリと微笑んだような気がする』――――――





―――――――突如、
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