暗黒組織~グリフォード~
「あれ?目が覚めちゃった?」


声が聞こえた。私たちの声ではない、扉のほうから出てきたのはガスマスクの人。声から「男」と言うことしか分からない。



「目覚めが悪かったけどさ」




「ごめんね~、うちの新人、手加減っていうの、分かんないし。まぁいいじゃん。君たちもう、『死ぬんだしさ』」


「えっ・・・!?」



今までの流れでいけば分かるはずだろう・・・・。少し呆れ気味に、怯えたハーマイを見る。



「おめでとう、君たちでちょうど30人目だ」



「褒められても嬉しくないね」



「まぁ、普通はそうだよねww」



そういってエスコートするように手を向け、「どーぞっ」とペコリと一礼した。




―――――――――が、









< 9 / 21 >

この作品をシェア

pagetop